

2020/12/26(更新:2026/9/12)
そんなお悩みはありませんか?
お風呂には、水垢、湯垢、皮脂、石けんカス、黒カビなど、性質の違う汚れがつきます。
そのため、
「お風呂用洗剤で全部まとめてこすれば落ちる」
とは限りません。
わが家でも、中性洗剤でこすっても落ちなかった水垢や、泡タイプのカビ取り剤でも残ってしまった黒カビなど、いろいろな頑固汚れに悩んできました。
そこでこの記事では、実際にわが家や実家のお風呂で試してきた掃除方法を、
「汚れの見た目」と「汚れている場所」
から選べるようにまとめました。
白いザラザラ、黒い点、茶色い汚れなど、今困っている汚れから探してみてくださいね。
【注意】
塩素系のカビ取り剤・漂白剤と、酢・クエン酸・酸性洗剤は絶対に混ぜないでください。
有害な塩素ガスが発生する危険があります。
洗剤は製品表示に従い、十分に換気し、ゴム手袋などを着用してください。別の洗剤を使う場合は、十分に洗い流してからにしましょう。
まずは、気になっている汚れを見てみましょう。
お風呂の汚れは見た目だけで断定できないこともありますが、
「何を最初に試せばいいのか」
を決める目安になります。
| 見た目・場所 | 汚れの目安 | まず試す方法 |
|---|---|---|
| 鏡・蛇口の白いウロコ | 水垢 | 酢・クエン酸 |
| ドア・レールの白いザラザラ | 水垢・石けんカス | 酢・クエン酸で湿布 |
| 床の茶色・黒ずみ | 皮脂・湯垢など | 中性洗剤→重曹 |
| パッキンの黒い点 | 黒カビ | カビ取り剤 |
| 排水口のヌメリ | 皮脂・石けんカスなど | ゴミを取り中性洗剤 |
| 浴槽・風呂イスのザラザラ | 湯垢・水垢など | 重曹または酸性の方法 |

鏡、蛇口、お風呂のドアなどにつく白く硬い汚れは、水道水に含まれる成分などが固まった水垢が含まれていることがあります。
わが家のお風呂のドアも、中性洗剤や重曹などを試しても白い汚れが残っていました。
そこで酢を使って湿布すると、こびりついていた白い汚れを落とすことができました。

ゴムパッキン、コーキング、窓枠、天井などに入り込んだ黒い点は、黒カビの可能性があります。
まずは、その場所に使用できるカビ取り剤を、製品表示に従って使います。
それでも落ちない場合は、カビ取り剤が流れてしまっていることや、長く根付いていること、色素沈着なども考えられます。
わが家では、泡タイプでも落ちなかった黒カビにカビ取りジェルを使い、白くすることができました。
カビキラーでも落ちなかった黒カビをカビ取りジェルで掃除した方法はこちら
床全体が黒っぽくくすんだり、茶色い汚れが広がったりしている場合、皮脂や石けん、シャンプーなどが積み重なっていることがあります。
わが家では、中性洗剤で床全体をゴシゴシこするのが大変だったため、重曹をクリーム状にして塗り、時間を置いてからブラシでこすりました。
汚れがゆるみ、こびりついていた部分を落としやすくなりました。
排水口には、髪の毛、皮脂、石けんカスなど、いろいろな汚れが集まります。
見えるところだけではなく、ゴミ受けや排水トラップの部品を外すと、奥にヌメリやカビがついていることも。
わが家では掃除を後回しにした結果、排水口が詰まってしまったため、部品を外して奥まで徹底的に掃除しました。
頑固な汚れを見ると、最初から強い洗剤や硬い道具を使いたくなりますよね。
でも、お風呂には傷つきやすい床や浴槽、表面加工された鏡などもあります。
わが家では、次の順番で考えるようにしています。
<頑固汚れを掃除するときの基本>
ポイントは、
「落ちない=もっと強くこする」ではなく、まず「使っている方法が汚れに合っているか」「汚れが頑固になっていないか」を考えること。
たとえば、重曹で落ちなかった白い汚れが、実は水垢で、酢を使ったら落ちたことがあります。
一方、黒カビは泡タイプのカビ取り剤で落ちなくても、密着しやすいジェルタイプに変えたことで落とせたこともありました。
ここからは、場所ごとにわが家で実際に試した掃除方法をご紹介します。

わが家の床には、黒ずみや茶色い汚れが広がっていました。
浴室用の中性洗剤で床全体をゴシゴシこするのは大変だったため、重曹をクリーム状にして塗り、時間を置いてからブラシで掃除しました。
重曹を汚れになじませることで、こびりついていた汚れがゆるみ、ブラシで落としやすくなりました。
ただし、床材によっては重曹が使えない場合があります。
また、重曹を塗った床は滑りやすいため、掃除中は足元にも注意してください。

お風呂の床の黒ずみ・茶色い汚れを重曹で落とした詳しい手順を見る
浴槽の外側や風呂イスには、皮脂や石けんカスなどが重なった茶色いザラザラ汚れがつくことがあります。
わが家では、中性洗剤では落ちなかった汚れに重曹クリームを塗り、少し時間を置いてからスポンジでこすりました。
いきなり力を入れてこするより、重曹をなじませて汚れをゆるめてから落とす方が掃除しやすかったです。

風呂イスも同じように、中性洗剤では落ちなかった茶色いザラザラ汚れを重曹クリームで掃除しました。

浴槽・床・風呂イスの重曹掃除をまとめて見たい方はこちらです。
お風呂の湯垢を重曹で落とす方法|浴槽・床・風呂イスの掃除まとめ

お風呂のドアについた白い水垢は、わが家でも中性洗剤や重曹などではなかなか落ちませんでした。
そこで、酢を使って湿布。
最初は薄めた酢を使い、それでも残った頑固な部分では、実際に酢の原液を使って掃除したこともあります。
酸性のものが使えない素材もあるため、ドアや金属部分の素材を確認し、目立たない場所で試してから行ってください。

ドアレールには、髪の毛やホコリのほか、こすっても取れない白いザラザラ汚れがつくこともあります。
普段のゴミはウェットティッシュや細いブラシなどで取り、固まった水垢のような汚れには、わが家では酢やクエン酸で湿布しました。
お風呂のドアレールの髪の毛・ホコリ・ザラザラ汚れを掃除した方法

浴室の鏡についた白いウロコ。
わが家では、中性洗剤だけでなく、クエン酸や歯磨き粉、ジャガイモの皮、クレンザーなども試しましたが、長年ついた頑固な汚れは残ってしまいました。
最後に使ったのが、鏡用のダイヤモンドパッドです。
根気よく磨き、7年かけてついた白いウロコを落とすことができました。
ただし、ダイヤモンドパッドはすべての鏡に使えるわけではありません。
くもり止め・防汚などのコーティングがされた鏡には使えない場合があります。
必ず鏡の取扱説明書を確認してください。
クエン酸でも落ちなかった鏡のウロコをダイヤモンドパッドで落とした方法

実家の蛇口には、白くカリカリした汚れがびっしりついていました。
こちらは酢を使って湿布すると、こすっただけでは取れなかった汚れを落とすことができました。
浴槽の外側に広がっていた白っぽいザラザラ汚れには、重曹を使っています。

お風呂の排水口は、髪の毛や石けんカスなどが集まり、ヌメリやカビがつきやすい場所です。
わが家では掃除を後回しにした結果、排水口が詰まってしまいました。
そこで、ゴミ受けだけでなく排水トラップの部品も外し、奥まで掃除。
手が届きにくい場所には、針金ハンガーを利用したブラシも作りました。
排水パイプ用洗浄剤を使う場合は、ほかの洗剤と同時に使わず、製品表示に従ってください。
そして掃除後は、
「お風呂から出るとき、髪の毛をその場で取る」
という、わが家の「3秒ルール」を続けています。
髪の毛をため込まないだけでも、次の掃除がずいぶん楽になります。

天井は高く、床や浴槽とは掃除の仕方が少し違います。
わが家では、軽い汚れや天井全体の拭き掃除にはワイパーを使っています。
ただ、頑固な汚れはワイパーだけでは力をかけにくく落としにくいため、必要な場合は足場の安定した脚立を使って近くから掃除します。
風呂イスなど不安定なものを足場にするのは避けてください。

また、天井など顔より高い場所へカビ取り剤を直接スプレーすると、液が落ちてきたり吸い込んだりする危険があります。
使用できる製品か確認し、直接スプレーせず布などにつけて扱うなど、製品の使用方法に従ってください。

窓枠の隙間に入り込んだ黒カビには、わが家では泡タイプのカビ取り剤を使って掃除しています。
高い位置の窓枠では真下からスプレーせず、歯ブラシやスポンジなどを使って塗る方法もあります。
泡タイプのカビ取り剤を使っても、ゴムパッキンやコーキングに黒いカビが残ることがあります。
わが家にも、長い間どうしても落とせなかった黒カビがありました。
そこで使ってみたのが、液だれしにくいカビ取りジェルです。

ジェルを黒カビに密着させて掃除すると、

ここまで白くすることができました。
泡タイプでは落ちなかった黒カビだったので、きれいになったときは驚きました。
ただし、カビ取りジェルも塩素系の商品があります。
使用場所、放置時間、使用量などは必ず商品表示を確認し、目より高い場所や天井などには使用しないでください。

以前、泡タイプのカビ取り剤でも残った黒カビに、
片栗粉とキッチンハイターを混ぜて密着させる方法
も試したことがあります。
わが家では、黒いポツポツをかなり薄くすることができました。
ただし、これは以前わが家で実際に試した掃除の検証記録です。
泡タイプのカビ取り剤では落ちなかった頑固な黒カビには、市販のカビ取りジェルを選ぶ方法もあります。

シャワーヘッドは普段あまり掃除しない場所ですが、皮脂や石けんカスなどがつき、内部に汚れがたまることがあります。
わが家でも長い間きちんと掃除していなかったため、以前テレビ番組で紹介されていたカビ取り方法を実際に試してみました。
ただし、シャワーヘッドは製品によって材質や分解方法、使える洗剤が異なります。
現在試す場合は、まず取扱説明書を確認してください。
また、外したあとに水漏れした経験もあり、原因はゴムパッキンでした。
無理に分解せず、お使いのシャワーヘッドに合ったお手入れ方法を優先してください。

風呂釜の配管は見えないため、つい掃除を後回しにしてしまいますよね。
わが家では、一つ穴タイプの風呂釜を、主成分が過炭酸ナトリウムの粉末タイプの酸素系漂白剤で掃除しています。
基本は、循環口より上まで水をため、洗浄液を配管に循環させ、排水したあと水を入れ替えてすすぐ流れです。
ただし、
給湯器によって使える洗浄剤・水位・洗浄方法が異なります。
酸素系漂白剤を使う前に、お使いの給湯器や風呂釜の取扱説明書を必ず確認してください。
「洗剤を変えても落ちない」
「何度こすっても残っている」
そんなときは、さらに強い方法へ進む前に、次の点を確認してみてください。
茶色い汚れだと思って重曹を使っても、実は水垢やサビだったということもあります。
黒い汚れも、すべてが黒カビとは限りません。
色だけではなく、硬さ・場所・ザラザラしているか・点状か
なども見ながら判断します。

カビ取り剤などは、濡れた場所では薄まりやすくなることがあります。
使用する製品の説明に従い、必要であれば水気を拭いてから使います。
一方、長時間置けば置くほどよいわけでもありません。
放置時間は必ず製品表示を優先してください。
何をしても変わらない場合、汚れではなく、
素材そのものの変色・傷み・色素沈着
の可能性もあります。
硬い道具や研磨力の強いものを使い続けると、かえって表面を傷めることがあります。
判断できない場合は無理に続けず、浴室メーカーなどに確認してください。

頑固な汚れを落とそうとすると、重曹、酢、クエン酸、カビ取り剤など、いろいろなものを使いたくなります。
ですが、組み合わせによっては危険です。
掃除中に強い異臭を感じたり、目や喉に刺激を感じたり、気分が悪くなった場合は、すぐに作業をやめてその場を離れ、換気してください。
一度こびりついた水垢やカビを落とすのは大変です。
きれいになったあとは、
「汚れを完全につけない」より、「頑固になる前に流す・乾かす」
ことを意識すると、次の掃除が楽になります。
床や浴槽まわりには、石けん、シャンプー、皮脂などが残ります。
入浴後にシャワーで流しておくだけでも、汚れが積み重なるのを防ぎやすくなります。
鏡やドア、蛇口の水垢は、水滴が乾くたびに少しずつ残っていきます。
できる範囲で水切りワイパーやクロスを使い、水滴を残さないようにすると、水垢予防になります。

わが家では、お風呂から出るときに排水口の髪の毛を取る「3秒ルール」を続けています。
ため込んでから掃除するより、その日のうちに取る方がずっと楽です。

掃除や入浴のあとは換気扇を回したり窓を開けたりして、浴室内の湿気を逃がします。
床や壁、天井が乾きやすい状態にしておくことも、カビを増やしにくくするために大切です。

普段の中性洗剤を使った掃除なら、高い場所から低い場所へ進めると、流れ落ちた汚れを最後に床や排水口で掃除できます。
ただし、酸性の掃除と塩素系カビ取り剤を使う掃除を、一度にまとめて行うのは避けてください。
頑固な水垢掃除と黒カビ掃除は、別の日に分ける方が安心です。
ひとつの目安として、
皮脂や湯垢を含む茶色い汚れ・黒ずみ → 重曹
白く硬い水垢 → 酢・クエン酸など酸性の方法
黒カビ → 使用場所に合ったカビ取り剤
と考えると選びやすくなります。
ただし、実際のお風呂の汚れはいくつかの汚れが混ざっていることもあります。
一つの方法で落ちなければ、強くこすり続けるのではなく、使っている方法が汚れに合っているか、または汚れが頑固になっていないかを確認してみてください。
毎日すべてを徹底掃除する必要はありません。
入浴後に床や壁を流す、排水口の髪の毛を取る、水気を切るなどの簡単なお手入れを続け、目立つ汚れが出てきたところを早めに掃除すると、頑固な汚れになりにくくなります。

また、わが家では梅雨の時期など、雨が続いて湿気が多くなりそうなときは、その前に気になるカビを掃除しておくようにしています。
湿気が多い時期はカビが増えやすいため、ひどくなる前に取り除いておくイメージです。
毎日の簡単なお手入れに加えて、季節や浴室の状態を見ながら掃除するのがおすすめです。
素材によります。
わが家でも頑固汚れに道具を使った経験はありますが、鏡・浴槽・床・金属・樹脂などは、硬い道具で削ると傷がつくことがあります。
取扱説明書を確認し、使える道具か分からない場合は無理に削らない方が安心です。
お風呂には、水垢、湯垢、皮脂、石けんカス、カビなど、いろいろな汚れがあります。
わが家でも、
中性洗剤でこすっても落ちなかった床の汚れ。
重曹でも取れなかったドアの白い水垢。
クエン酸などを試しても残っていた鏡のウロコ。
泡タイプのカビ取り剤でも落ちなかったゴムパッキンの黒カビ。
いろいろな「落ちない汚れ」に悩んできました。
でも、
「もっと強くこする」のではなく、「この汚れには何が合うのだろう?」と方法を変えてみる
ことで、落とせた汚れもたくさんありました。
まずは、
白いザラザラなのか、黒い点なのか、茶色い汚れなのか。
今困っている汚れを見て、それぞれの場所に合った掃除方法から試してみてくださいね。
そして、頑固な汚れだからこそ、洗剤の混用や素材への傷には十分気をつけながら、安全に掃除していきましょう。